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大阪・岸和田市の永野耕平市長(46)が24日、議会を解散しました。これで市議会議員選挙は来年2月2日に投開票が行われることに。会見では「説明責任は果たしている」として不信任決議に異議を唱えました。 【写真を見る】会見に妻が登場「変わらず、大事な家族」 ■岸和田市長 性加害は否定し市長を続ける意向で…「不信任案」採決 岸和田市 永野耕平市長 「不信任決議の理由は説明責任。でも、私は果たしたと思っている」 大阪・岸和田市の永野耕平市長(46)が24日、議会を解散しました。 永野市長をめぐっては、性的行為を強要されたなどとして女性から訴えを起こされていましたが、11月、解決金500万円を支払うことなどで和解が成立。 12月6日、「女性と不倫関係にあった」と認めつつも、性加害は否定し、市長を続ける意向を示していました。 しかし、市議などからは辞職を求める声が相次ぎ、議会の閉会日となる12月20日、永野市長に対する「不信任案」を採決。賛成多数で可決されました。 傍聴の市民 「何を言うとんじゃコラ、ほんまに。永野(市長)が辞めたら、お前、それで済む話や」 不信任に反対の議員 「だまって聞いとけ」 ■「議会の解散」選択 会見には妻も登場「変わらず、大事な家族」 そして24日、永野市長が選んだのは辞職ではなく、「議会の解散」でした。 岸和田市 永野市長 「私の生活上の失態が招いたこと、もともとは、ですけれども。これをどう扱うかは市会議員の資質に関わることだと思う。これをもって不信任決議にまでしてしまった。市議のみなさんの判断が正しいかどうかという視点で、有権者のみなさんに考えていただいてもいいんじゃないか」 会見が始まってから1時間後、登場したのは永野市長の妻でした。 永野市長の妻 「変わらず、大事な家族の一員です」 永野市長 「許してもらっているわけではない。許してもらってると思ってません」 議会を解散した永野市長の判断について市民は… 市民 「議会だけ解散して『自分が残る』って嫁はん引きずり出して、そんなアホな話ないでしょ」 「解散というよりも辞職するべきやったんやろな」
■「民主主義のための費用」市議選には7000万円超、さらに市長選で4000万円超の費用 市議会議員選挙は2025年2月2日、投開票が行われる予定です。 ただ、市議選には7000万円以上、その後、市長選になれば、さらに4000万円以上の費用がかかるとされています。 岸和田市 永野市長 「民主主義のための費用なので、ある意味仕方ないと思うが、いま僕、改革で爪に火を灯してやっている。こういうときに選挙をやらなければいけないのは、非常にもったいない。僕が再選して1億円以上しっかり稼いでいこうと思うので、自分にそれを課したい」
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